チームワークが求められる仕事

幅広い職種でチームワークは必要とされますが、特に人の命につながる仕事の場合は不可欠です。例えば看護の仕事で、日勤の看護師が患者の不調を夜勤の看護師に申し送りしなかったり、自分勝手に休みをとってしまったりしたとします。すると、患者の状態が急激に悪化してしまったり、現場が回らなくなって必要な看護が行きわたらなくなったりします。医師や介護士なども同じことがいえて、しっかりと周りの職員と協力の姿勢を取っていかなくてはいけません。

では、一般企業の場合はどうでしょう。例えば製造業の営業が仕事を受注したあとには、社内の部署でスケジュールを立て、現場に無理なくこなせるかを確認するなど、たくさんの工程が待っています。ここでチームワークが悪いと、スケジュール通りに進まなず納期が遅れてしまうことに。営業や請け負う部署、現場の社員のそれぞれが、予定のスケジュールに合わせて動いていくことが大切になります。

個人の能力が求められる仕事

個人の能力がより求められるのは、フリーランスなど会社に属さず、その道のプロとしての専門性を生かした仕事をする場合です。例えばwebデザインのプロジェクトが立ち上がった場合、マネジメントで指揮をとる人、イメージを形にするwebデザイナー、システムを構築するプログラマーなど、自分の得意分野を分担して一つの仕事を成し遂げます。それぞれが独自のノウハウを持って仕事を進めていくので、簡単には人の代替がききません。

もちろん、打ち合わせや細かいすり合わせを行うため、プロジェクトメンバーとの協調性も必要です。ただ、専門知識や技術を持っていなければ仕事に参加することもできないので、個人の能力の方が圧倒的に比重が重いといえます。

働き方改革で、自分が持っている技術をブラッシュアップして、フリーランスとして働く人も増えています。個人の能力を生かして働きたいなら、高度な専門技術を身につけることが近道です。